あいつは今日もパソコンに向かっている。決して仕事をしている風には見えないのだが、何をして・・・あぁ・・・見慣れた2ちゃんねるの画面だ・・。やはりこいつもニートなのだと気付くのにそれほどながいときはかからなかった。あいつは日がな一日こうして時間を潰しているんだろうな、仕事もろくにせずにおかしなやつだ・・・。午後3時遅めの昼食をとり再びパソコンに向かうそして2ちゃんねる、あいかわらずのたわいのないレスの数々。たまに釣りらしきこともするが当然のように誰も釣られはしない。あいつも下手な釣りであることには薄々気付いてはいるようだが、そうでもしていないと暇を持て余しやっていられないけども・・・といった感じのようだ。午前0時夜食の買い出しにコンビニへ出かける。かなりおつりを受け取る手が緊張している。どうやらコンビニの店員に惚れているようだ。かわいい感じではけっしてない・・ん、言い過ぎたか。だが愛想の良い店員さんだ。しかしあいつはその店員さんに積極的に声をかけるわけでもなくそのまま帰っていく。家へ戻り、買ってきたプリンを食べ再びパソコンへ。なんの変化もなくすぎるせいかつ。いつもの画面を開きそしていつものようにやたらwの多いレスをしていく、2ちゃんねるとはこんなに麻薬性のあるものなんだろうか・・・。午前5時とあるスレに入り浸り、もう3時間ほど経つ。「あんたがた」と名付けられたスレであいつはやたら栗のAAを連発している「保守縞栗」?うむ良く出来たキャラである。どうやらあいつはこの保守縞栗隊というのに属して、保守をくりかえして朝を迎えるようだ。ぼちぼちスレに人が集まり始める。外はうっすら明るくなってきている。人が集まりあいつは栗のAAを止め、ただの「名無し」として発言している。スレの内容を見ている限りおっぱいスレではないようだ。何かクイズを解き、クイズのこたえが示したところへ突撃するとガムテープが貼ってあるらしい。そのガムテープに書かれた文字を使ってセブンイレブンのコピー機のサービスでかんたんに次の問題文の紙を入手できるしかけのようだ。なかなか面白そうな企画だ。これだからここまで2ちゃんねるにはまってしまったのかもしれない。あいつもただひたすらに出された問題文を解こうとしゃかりきになっていたが難問のようであった。スレのほうでもpspsという単語が飛び交う。それもそうであろう、まだあさの8時である。あいつはまだ寝ていないし、昨日から大した物も食べていない。おにぎりをプリンと一緒に食べただけだ。しかもザーサイ味。あいつは味覚障害でも起こしているに違いない・・。そういえば昼ごはんもラーメンのつゆにうどんを入れて食べていたような気が。まぁいいか。おかしなやつだからしかたない。そんなこんなで、まわりがまったりとした空気になっていたときだった。スレ上ではある話題でもちきりになっていた。『次スレのスレタイなんにする?』住人たちの手によりさまざまなスレタイがあげられていく。あるものは例を「こんなかんじで」と挙げ、あるものはその案に手を加える、あるものは「ちょwww」と反応する。まったく良く出来た連携プレイである。残レスもおわりに近づきスレタイもほぼ決まったようである。住人達が「おkこれでいいんじゃね?」と次スレを立てにいった。誘導もおわり、どうやら移動もほぼ完了。なにやらひどくずれた八角形のAAが貼られるすかさずつく「わんだ」というレス、端から見ると意味不明だが、やぼったいことは言わないでおこう。どうやらスレが立った時の挨拶のようだから。挨拶も終わり再びpspsとした時間が過ぎて行く。まだおわりも見えていない。こういうときには一瞬のひらめきというのが大事なんだろう。さまざまな案が出ては消え、住人達も問題文のどこにウェイトを置いて問題を解くか決め手に欠けているようだ。午前12時ラーメン汁うどんをあいつは食べている・・。またかよ。というか寝なくていいのだろうか。確認できる限り、すでに20時間以上は起きているんだが・・・。それほど熱中しているってことなんだろう。普段さんざん寝てるからまぁよしとするか。そんな時である。住人の一人が唐突に「あ、わかったかも」と。ざわめきたつ住人達ここまでくるともうネガティブな意見は聞かれない。長時間のpspsによりさんざんに住人達の脳は痛めつけられているのである。釣りでもいいから一人の閃きによりざっくり行きたいのだろう。だが閃いた住人からはなかなかレスがつかないのだ・・・。待ちきれない他の住人達の間から「ちょwwwまだかよwwwww」という声が聞かれ始めた。・・・歓喜と怒号がしずかにおさまりかけたころそれは始まった。「なんかさ、見てたらぱっと思いついただけなんだけどさ。Aってやつが窪みにちょうどはまる感じがしてさ。そしたら野口線って文字が浮かんできたんだよ。」IDは・・・さっきのやつだ!一瞬にしてスレは騒然となった「キターーーーーー」と叫ぶやつ。即座に勇者を探し始めるやつ。うどんを食い始めるやつ。間違いが無いか確認するやつ。とりあえずスレにきたばかりで状況がつかめず今北産業するやつ。それに即座に産業でまとめてくれるやつ。最大瞬間風速ではあるがこのスレの住人がめちゃくちゃ増えたような気がした。スレには書きこまないものの一緒にpspsしていた者がかなりたくさん居たのであろう。その一方であいつは・・・なぜかそわそわしていた。あいつは自分を落ち着かせキーボードに向かう。そしてこう打ち込んだ「そこ俺の家から近いわ」静かに送信ボタンを押す。ふたたびざわめきに包まれるスレの住人達。あいつはなぜかいっぱいいっぱいといった表情を浮かべていた。見た目はそう悪くないのだがコンビニに行くにも緊張してしまうヒキであるあいつには相当の決心だ。住人達のざわめきを背に受けあいつは、いってくると書き残し旅立った。いざガムテープ!・・・ここまではかっこ良かったのだが。あいつは道に迷っていた。本当に使えないやつだ。時々携帯電話でスレをチェックするが、こまめにチェックしすぎたせいか携帯の電池がもう残り少ない。こういうときに限りなかなかみつからないコンビニ。電池を節約するためスレにはもうかれこれ1時間は書き込んでいない。我慢できない住人達がたえれるだろうかなどと考えつつ歩いているときだった。ようやく目の前に一軒のコンビニが現れた。その初めて入るコンビニで携帯電話用の充電器を購入し、店員にやや不審がられながらもガムテープまでの道順をきく。GJ。携帯の電池の心配も無くなった、道順も大体把握した。あとは目的地にわらいながら突撃するだけである。あ・・・わらいながら突撃したらお巡りさんのお世話になってしまうか・・・。数分進むとその場所は唐突に現れた。その公園は広いこのなかにガムテはある。あいつは余りこの公園のことは知らないが問題文にあった現地ヒントをもとにずんずん進んでいく。日頃の運動不足がたたったのかほんの5分ほどさがし歩いただけで息がきれている。くまなく探し回る中々見つからない、うまいこといかないものだ。ふと気になり携帯からスレの方みてみると・・・。『おい、もう連絡途絶えてから一時間もたってるぞ』『なんか事故でもあったのか・・・?』せすじが凍り付いた。あぁ、そういえば携帯電話の電池がヤバくなって実況してなかったのだ。あいつはあわててスレに一方を入れる。『公園ついた、捜索中』。よし、これでしばらくは捜索に専念と思ったのもつかの間。指定の場所にはついたんだが、ガムテが無い!あいつは昼下がりのんびりした公園の中であたふたしはじめた。ヘタレ丸出しである。これはどうみても挙動不審者ですほんとうに(ry。あいつはキョドり全開ながらもふかく息を「ふーっ」とつき自分を落ち着かせようとしている。そしておもむろに携帯を取り出す。『ガムテない』・・・。『!!!!!!!』『撤去かぁ!!』『ほんとかよ!』『まじでかーーーーー』。怒号のような声きこえてくる『どおおなってんだああああ』。・・・。「やめておけば良かった、俺はこのままヘタレ勇者として歴史に名を刻むんだろうな。」あいつ「はーーーっ」ため息をつく。むりだ。スレの様子は・・ん??『なんか近くに同じ名前で第一公園から第三公園まであるんだが・・・』おおう?『もしかして残してた謎解かないとそれわからないとか?』まじで!?むだ足?もしかして?「なんだってえええ」ついには絶叫する。もちろん心の中でだが。『スネークおまいはどこの公園にいるんだ?』スレで問いかけられる。そう言えば確認してなかった。あわてて公園の入り口に戻る。『見ただいさんこうえんのようだ、ああなんてこったー』と書き込む。あいつはすでにあきらめの境地にはいっている。ほけーっと携帯で状況を見ているとこんな書き込みが目に飛び込んだ。『近いんだったら他の公園も全部トツゲキしてさまわるってのはどうよ?』なるほど。さらに『俺らも残りの問題解いて勇者サポートしようぜ』おお。案外こいつらいいやつかもしれない。あいつは『把握した他の公園も近くいつでもいけると思う』とレス。きっと住人達とあいつの間には信頼関係のようなものが生まれつつあるんだろう。電話線と電波で繋がれた信頼関係が・・・。あいつは近くの一服し自動販売機でプリンシェークを買い、ふたたび元の道へ戻り、近いであろう第一公園か第二公園どちらに向かうかしばし悩む。道順をきくために先程のコンビニへともどろうかと悩んでいるようだがwktkしている住人達を待たせられないので、そのまま行くか。その前にレスしとこう。という結論に達する。『とりあえず第一公園に向かう』と書き込みおもむろに歩き出す。道順はあまり詳しく・・・というか全く解っていないようだったがもうあいつにはべつにキョドっているのも感じられない。10分程あるきやや遠回りした感じはするが第一公園についたようだ。先程の第三公園は広めの児童公園といった感じだったが、第一公園は噴水も建っているかなり大きめの公園。のんびりうたでも歌いながら歩くには丁度いい感じの公園だ。だが、あいつにとっては悪魔の公園になりそうだ。なにしろ現地ヒントに該当しそうな箇所がかなりありそうなのだ。穏やかな公園で一人あくせく。べつにライ○ドア社員でもあるまいに・・・。しかしあいつは臆すること無く目の前にある課題をこなしていく。課題といってもベンチの底を覗くことだ。端から見ればただの怪しい人間だ。そろそろ夕方になるんだがまだガムテは見つからない。スレの方でも残った問題に苦戦しているようだった。園内のベンチをくまなく覗き運動不足の体にむち打って園内を歩き回る。暑くはない時期なのだが汗だくになっている。かちわり氷でも食べたい気分だろうな。ベンチをすべて覗き終えスレに報告しようとしたときだった。『スネーク!!目標物が第二公園にある、第二公園に急行せよ!!』との書き込みが。「やってくれたのか・・・あいつら・・・。」泣きそうになりながら第二公園にむかう。「それ」はすぐに見つかった。なにやらメッセージらしきものもかいてある。あいつはスレにパスワード書き込む『正直スマンカッタ、俺が勇者したばっかりに変な間があいた。ガムテ発見。』スレは盛り上がっているがあいつの勇者はこうして終った。・・・勇者を成し遂げたあいつは、何も変わっていなかった。あいかわらず縞栗隊だし、ニートでもあるし。リアルで勇者をやったこと以外には何も変わりはない。勇者になってから3日ほど経ち、あきらかに終盤である雰囲気が出てきている。前と比べると住人の数もかなり増えてきたようなきがする。自分の勇者の話をうるうるしながら見ていてはあっというまにスレが流れてしまう状態である、あいつもときにはwktkし、ときにはpspsし、ときにはktkrしながら張り付いている。また一問、また一問と謎をといて行くじりじりとした時間が流れるときもあるけれど、そこは住人達のボケでなんとか乗り切ってこれた。住人達は一週間ほどのクイズ漬けの日々を送り、すでにクイズ仕様のあたまになっている。スレは明らかに謎をとくスピードが上がっていた。そんなとき、今までとは明らかに雰囲気の違う謎に取りかかってたのである。問題文は6分割されておりそれぞれに図形が描かれている。その図形達はなにかポストにも、キオスクにもラーメン屋にもミスリードされるほど難解な図形であった。だがすでにクイズマシーンとなっていた住人たちは少しずつではあるが確実に謎をときはじめていっている厄介な事に問題の図形はおのおの別の地点で、かつそれぞれが複雑に絡み合っているようであった。例えばAの図形が解けなければBの謎は解けず、だがABCDEFすべての謎が解けないとそれぞれの正確な場所までは解りえないのだ。えんえんとつづいてきたこの挑戦もついに終わりのようである。普段はおっぱいにしか興味のない住民達もこのときだけは誰もが感動的なエンディングを予想していた。『この謎が解けたら必ずいままでとはすこし違うなにかが得られるのだろう・・・』と。・・・別々になった謎が解け、あとは全体の謎を解きそれぞれの場所を確定するだけになった。クイズ脳になっている住人達(しつこいな)にはそんなに、難しくはないんだろうと思われるがとにかくなにが起こるか解らない、このさきどんな仕掛けが施されているかは出題者にしか解らないのだから。謎はいとも簡単に解けて行く。現地が次々に確定されていった。解けたも同然だった。住人達によってそうそうに勇者募集スレが立てられ、人口の多い地域ではすでに勇者がみつかり、一人また一人とガムテ捜索へと旅だっていく。このスレの住人達、いわゆるあんたがたは疾走感に浸っていた。この謎の中でいちばんで難しいと思われている、人口の少ない地域の勇者探しはスレだけでなく、板全体、いや掲示板全体にまで手が及んでいた。『誘導されてきますた』ちらほらと、他板勇者候補からのかきこみも見られる。丁寧にかつ迅速に、住人達は事情を知らない勇者候補に説明をし、突撃交渉をしていく。全てがうまく行く訳ではないけれど、それは着実に成果をあげているやや強引ではあるんだけれど。きっとそれは住人への挑戦をなんとか完結してやろう、という気持ちなのだろう。全ての勇者を送り出し、後は報告を待つだけとなり、今まで以上のwktkを得ていた。住人はじっくりと待つ、ゲーム主催者がエンディングをどうするのかと。ほんとにここまで付き合わせておいて何も無かったら・・・。勇者からの第一報が入る。『ガムテみっけた、ガムテの文字は~』。すでにガマン出来ずに叫び出す者もあらわれるしまつだ。早漏なやつだ。あとほかの住人達は冷静に勇者をねぎらう。あと5人。一人目は意外と早く報告が入ったが、のこり5人は家から現地までが遠いようで実況はあるものの、なかなか到着できずにいた。いらだつものはいない。ここでいらだちを見せても何の得にもならない。一方あいつはと言えば、パソコンのモニターにかじり付いていると思いきや、のんきにおうどん(チーズ入)を食っている。色々ためしてみているようだ。チーズ入おうどん、あまり美味しそうには見えないのだが・・・。あいつにしてもいつものうどんの味に少し飽きているようだが、チーズ入りおうどんはあんまりである。流石にチーズおうどんが美味しくないことに気付いたのか、つゆが残っている。当然だ。勇者をやってからも、あいつはこのスレに一日中貼り付いている。睡眠時間も不定期でやや不足しがちである。どう見ても体に良いはずが無いしかし、あいつは、全く気にしない。健康診断なぞニートには無いし当然かもしれないが。あいつの健康状態に気を取られているうちに、スレの状況はかなりすすんでいるようだった。6カ所のうち4カ所まではみごとにガムテゲットされていた。もう問題はないと思われた時突然5人目の勇者からの報告が入った。『なんかここだけ雰囲気ちがうけど一応ゲットしたガムテはうpしたやつ見てくれ』というよく解らないコメントとともに、URLリンクが貼られていた。ただコメントに従いリンク先を見る住人達。まだこの瞬間は状況を正確に把握している者はいない。あいつが、ジュースを飲みながら戦況を見守っていたその時『ちよ、これネプリのパスじゃね??今までの流れとなんか違うくね?』・・・・・・。スレは静寂につつまれた。時間にするとほんの数分ではあるのだが、長いジカンに感じられた。住人達は少しずつ、そして冷静に状況の分析を進めて行った。『印刷してみないと、せっかくだから・・・』という結論に達した。この時点で住人達はある結論にたっしていたのだが、そのことを口にだす者はいなかった。今まではとは少し違う雰囲気の中、プリントされた問題らしきものを見てみる。『やぁ、君たちの大切なガムテープは少しの間こちらで預からせてもらったよ。落ちついて読んで欲しい。たしかにガムテは盗んだが、俺らもそこまでオニじゃない。君達にはある課題をこなしてもらいたいルールは以下の通りだ。その課題をこなせば自然に君達の大切なガムテは自然に君達の手に戻るようになっている。さぁ、俺たちからの挑戦を受けてもらおう。健闘を祈る。ただし、これはゲームの主催者であるGMも同意してくれた場合に限るんだがね・・・』スレは一瞬にして騒然となる。コレは少しめんどうなことになったかもしれない。しかし、なんて良いシュミをもった人だこやつは・・・。スレは先程とあいかわらずざわついている。とりあえず課題に取り組もうとするやつ、まったく相手にしなさそうなやつ、とりあえず「GM、GMどこだぁー?」とオロオロしちまうやつ。それぞれがそれぞれの意見を述べ合う、解決の糸ぐちすら見いだせない状況まで混乱しきっていた。今の混乱しきっているスレのじょうきょうを見かねたのか、今まで決してどんなことがあってもクチを開くことがなかったゲームの主催者が、ついにスレに書き込むまでにスレの雰囲気は最悪だった。『スレの皆様、コーヒーンでも飲んで落ち着いてください。今回の出来事はこちらの想定外ではありますが、まぁ一応向こうもルールに乗っ取り行動している点、ルールでこちらが今回のようなことを規制してない点を考えると、向こう言ったルールに乗っ取ってガムテを取り返してもらうのが一番だと思われます。しかし、ガムテが確実に参加者に戻される物かどうかはこちらで判断ができないので、今回の「犯人」にはぜひ証拠を見せて欲しいのですが』ちょっと間をおいて『GMの言うことももっともだ。ガムテはこちらにおいてある。もちろん書かれている文字は消してある。』また少しの間が空く『ガムテの画像みました。文字が消されているので、確信とまではいきませんが、8割方こちらの貼ったガムテだと思われます。住人のみなさんへの挑戦はGM陣への挑戦ともとれますので、GM陣も参加していく予定ですが住人のみなさん良いでしょうか??』もちろんこれには若干の反対意見はあったものの概ね好意的に受け取られGMの参加が決まる。このときにはもうスレの混乱は収まっており、この課題を解こうではないかという流れになっていた。スレの団結力にはほんとうに関心させられるばかりである。課題というのはある問題文がありそのかいとうを出題者に住人達が質問して行くことによって導きだしていくという、いわゆる「ウミガメのスープ」形式。住人達は少しずつ質問を重ねて行き答えを導きだそうとする。それに対して「犯人」はしつもんのこたえを「YES」「NO」または、「どちらでもない」のどれかを使ってこたえていく。やることに似合わず、まめだった。またGMも住人達にまじり自分達の視点から質問をしていく。質問を重ね、グーグルを使って検索し少しずつ現地を絞りこんでいく。このペースなら時間の問題だ。しかしその頃あいつはこの重要場面で腹が減ったのか飯を食べている、今日のメニューはちからおうどんか。少しは貢献しろよせっかくもりあがってんだから・・・。まぁクイズがあまり得意でないあいつの事はおいといてと。スレのほうでは問答がまだ続いていた。答えには確実に近づいているような気がするものの、今ひとつ決め手がわからない。だが住人達は腐らずに質問を重ねて行く。まだもうすこし時間がかかりそうだ。そのときだった。住人がややpspsし始めた頃だった、思いがけない知らせがとどいた。あの第六の勇者からだ。『いまガムテ見つけました!・・・ってあれ?俺空気嫁てなかった・・・?』スレは一瞬で和んだ、その後勇者には『わんだ』というレスが何故かこの場面でかけられた。その後『GJ!』の雨あられ。住人達もなんだか少し疲れていたようだ。第六の勇者はいまだ状況がつかめていないのか『そいや現地でせっかくだしブーンだけやってきた。画像はない。では名無しに戻ります。』またスレが沸く『画像ないのかよ』とぼけた勇者の登場は疲れた住人達の脳には一服の清涼剤になった。再びpspsしはじめるが、なんだか先程とは見た目少し雰囲気が変わったような気がする。そんな時『よしわかった!』の声が上る、それに続きまた『俺もわかった!』その後続々解ったの声。ほんとうに解けたのかはわからないがこんな時だけに「あれ」が見られるとは思ってもいなかったが、とにかく問題は解けたようだ。すぐに勇者は見つかり、突撃していく。『これで終った・・・』だれもがそう感じた。あいつはまた飯を食っている、今回はおにぎりだ。まあ今回は自分で作ったらしい。スレは勇者が帰っていた。もう祭状態。泣き出す者、語りだす者、喚く者。それぞれがそれぞれの方法でこのゲームの終わりを噛み締めていた。ここまでの道のりは、そうやすやすとはいかなかっただけに、感慨もひとしおである。これで本当に終ったのだ。あいつはスレを見て、ふぅとため息を一つつき何日かぶりにベッドに入った。それでは皆様これからも良いpspsを、おやすみ